Denali Therapeutics

バイオ医薬品企業の Denali Therapeutics Inc. は、米国で神経変性疾患の治療薬候補の発見と開発を行っています。同社は、パーキンソン病の第 1b 相臨床試験を完了した DNL201 や、第 1 相および第 1b 相臨床試験中の DNL151 など、ロイシンリッチリピートキナーゼ 2 (LRRK2) 阻害剤候補を提供しています。また、アルツハイマー病および筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の第 1b 相臨床試験中の選択的脳浸透性小分子 RIPK1 阻害剤候補である DNL747 など、受容体相互作用セリン/スレオニンプロテインキナーゼ 1 (RIPK1) 候補も開発しています。さらに、同社は、リソソーム蓄積症である MPS II の酵素補充療法プログラムである酵素輸送媒体イズロン酸 2-スルファターゼを開発しています。抗体輸送媒体（ATV）：パーキンソン病で脳全体に広がるタンパク質であるα-シヌクレイン（aSyn）プログラム、ATV：ミエロイド細胞2で発現する誘発受容体、アルツハイマー病のミクログリア機能の救済を目的とした治療候補、およびATV：タウ、タウの拡散を標的とした治療薬。Denali Therapeutics Inc.は、武田薬品工業、Genentech, Inc.、サノフィ、F-star Gamma Limited、F-star Biotechnologische Forschungs-Und Entwicklungsges MBH、F-star Biotechnology Limited、SIRION Biotech GmbH、Genzyme Corporation、ハーバード大学、Michael J. Fox Foundation、Centogene、およびMedGenome Labs Private Ltdと協力契約を結んでいるほか、神経変性疾患の分野でアンチセンス療法を開発するため、Secarna Pharmaceuticals GmbH & Co. KG.と研究およびオプション契約を結んでいる。同社は以前はSPR Pharma Inc.として知られていましたが、2015年3月にDenali Therapeutics Inc.に社名を変更しました。Denali Therapeutics Inc.は2013年に設立され、カリフォルニア州サウスサンフランシスコに本社を置いています。